センス抜群!英国式犯罪映画「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」

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どんよりとした曇り空のロンドンの街の下で渦巻くチンピラ、ギャング、売人達の群像劇。こだわりの選曲と要所で鳴り響くギターのディストーションが効果的な「Lock, Stock and Two Smoking Barrels」をご紹介。

勘違いが勘違いを呼ぶ巧妙なストーリー

主人公は盗品を売って生活をしのぐ悪ガキ(という年でもないが)4人組。「トレインスポッティング」を彷彿とさせるオシャレな雰囲気です。意外にもアクション映画スターのジェイソン・ステイサムが主演。

4人組のうちの1人、ギャンブラーのエディ(ニック・モーラン)が賭けポーカーで大負けしてしまったことがきっかけで話がこじれてゆきます。賭けた際に借金した相手はポルノショップを経営する富豪ハリー(P・H・モリアーティ)、通称ハチェット(手斧)・ハリー。お金が返済できないなら指をぶったぎられると脅され、なんとかしなきゃというところで薄い壁を隔てた隣人の部屋から聞こえてくる大金&大麻強奪計画の話…。

ヤクザ映画のように登場人物が多く複雑に絡み合うので整理してから観るとより面白いと思います。主に分けると主人公の4人組、主人公達の隣人で強奪計画をたくらむドッグ (フランク・ハーパー)達、富豪のポルノ王ハリー、借金取り立て屋のビッグ・クリス (ヴィニー・ジョーンズ)、黒人の売人ロリー(ヴァス・ブラックウッド)、おデブちゃんの商人ニック (スティーヴン・マーカス)、アフロマンのディーン(ジェイク・エイブラハム)と猫ひろし似のゲイリー(ヴィクター・マクガイア)のコンビ。書いただけでもゴチャゴチャしてしまいました。彼等が勘違いに勘違いを重ねて死人の出る抗争に発展してゆきます。

アウトローなキャラがかっこいいガイ・リッチー作品

監督のガイ・リッチーは「スナッチ」や「リボルバー」などワイルドなアウトロー達の活躍するタバコ臭い感じの映画を多く撮っています。今作ではキャラクターを説明する時に静止画にしたり、視覚に訴えかけるオーバーなカメラワークが特徴的。全編にみられる褐色の色使いが、色褪せたフィルムのような渋い味わいをもたらしています。

映画を引き立てるセンスの良い楽曲達

そして注目すべきは選曲のセンスの良さ。ジェームス・ブラウンに始まり、キャスタウェイズ、ストーン・ローゼズなどノンジャンルから選ばれた楽曲達がこの映画のオシャレ度を上げています。中でも、主人公エディがギャンブルに負けた時に流れるザ・ストゥージズの「I Wanna Be Your Dog」にしびれますね。BGMとしてギターの「ギャーン」というディストーションが効果音的に使われているのもポイント。

友達にコレ観たよ!って自慢したくなるようなセンスの良い作品です。話のネタにどうぞ。

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