ロックバンド『ドアーズ』・・・その退廃的な世界観

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『ドアーズ』は、アメリカの4人組バンドです。
実質的な活動期間は1965年から72年と、非常に短い期間ではありましたが、
どことなく退廃的な歌詞と曲、そしてカリスマ的なボーカル、ジム・モリソンの言動に
魅せられるファンは現在も絶えません。

ジム・モリソンの魅力

「27クラブ」という言葉をご存知でしょうか?
カリスマ性のあるロックスターは27歳で亡くなるというジンクスのことを指すのですが、
ドアーズのボーカル、ジム・モリソンも27歳で逝去しています。
(ヘロインの過剰摂取といわれていますが、実際の死因は不明)

彼はデビュー当初から、その特異で哲学的な発言で注目を集めました。
以下は彼の名言です。

・未来のことはわからない。でも終わりはいつでもすぐそこにある。

・愛は君を運命から救うことはできない。

・最も恐れているものに自分をさらせ。そうすれば、恐怖はその力を失う。自由への恐怖は縮み上がり、消え失せる。君は自由になる。

ジム・モリソンが常に語っていたのは、「愛の無意味さ」「苦痛の有用性」。
世の中は「『愛』は素晴らしい」という言葉に満ちているが、「愛」は常に苦しみを伴うものであり、
多くの人は「苦痛」を恐れるが、「苦痛」は自分の感情と向き合わせてくれるものであるという考え方が、彼の発言の根底にあります。
このジム・モリソンの過激ながらにして、知性すら感じるような言霊に多くのファンが熱狂したのです。

歌詞の魅力

ドアーズの歌詞にはジム・モリソンの思想が色濃く反映されています。

This is the end, Beautiful friend
This is the end, My only friend, the end
(中略)
Father, yes son, I want to kill you
Mother, I want to, …!…!…!

上記は『The End』という曲の歌詞ですが、
「終わりだ(the end)」「絶望の地(a desperate land)」という曲々しいともいえるワードたち、
そして、父親殺しや母親との近親相姦を示唆する歌詞が、発表当時、一大センセーショナルを巻き起こしたそうです。
歌詞の解釈はさまざまに分かれるところなのですが、筆者的には「苦痛の有用性」を主張するジム・モリソンが、私たちに死や絶望を擬似的に感じさせるために書いたと考えています。
あなたはこの曲をどう捉えますか?

曲の魅力

歌詞と調和した、後ろ暗く幻想的なメロディラインがドアーズの曲の特徴。
Light My Fire』は全体が7分9秒ある内、なんと約5分も間奏が続きます。
狂ったようなオルガンの旋律を延々と聴いていると、軽くトリップしたような気分に……。
平凡な日常生活を送っている我々。普通であれば到底味わうことのない退廃的な世界に浸らせてくれる、
それがドアーズの魅力です。

「Stoned Immaculate」はドアーズのカバーアルバム。
エアロスミス、スマッシュマウス、ストーンテンプルパイロッツといった蒼々たるメンバーが
参加しています。
本家よりアクが抜け、聴きやすい仕上がりとなっているので、ドアーズ入門編にもおすすめですよ。

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