第三回・Pink Floydピンクフロイド~聴けばモテる!ポピュラーミュージック通信~

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「一番好きな~」という会話が好きです。一番好きな作家、料理、ブランド。それを聞けば、相手がどんな人かすぐに分かる気がします。一番好きな映画が被ろうものなら、生涯の友に出会えた心地です。ワクワクします。

そんな友に出会えることを期待しながら。私が一番好きなギタリストはDavid Gilmourです。

出典:http://www.trekearth.com/

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Pink Floyd。1969年にデビューし、昨年もアルバムが出ました。その深遠な音楽はアートロック、サイケデリックロック、そしてプログレッシブロックと呼ばれます。コンサートも芸術的で、四方の壁にスピーカーを埋め込み、巨大スクリーンを吊り下げ、会場内をグライダーが飛び回ります。

Turn My Lead Into Gold

そんなコンサートで最大の見せ場は、David Gilmourのギターです。ギターソロに入る瞬間、全ての照明が彼のもとに集まり、花火が打ちあがり、観客は叫び声をあげる。ドラマティックです。

そのプレイは「美しい」の一言に尽きます。澄み切った清流のような音色。朝焼けの空を舞う鳥のようなロングローン。聴き手を眠りに誘うアルペジオ。スタジアムをダンスフロアに変えるカッティング。そしてギターソロです。聴いていると、自分でも気付いていなかった、内なる感情が暴かれていきます。その大切な感情に出会えたことに、私たちはいつの間にか涙しているのです。

出典:http://genius.com/

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観客を煽るどころか、立ち位置からは一歩も動かず、ひたすらギターに集中。静かに、しかし燃えるような情熱を持って演奏する姿は、どこか侍を思わせます。視覚的な要素は照明演出に託し、音を一手に担う職人気質。このひたむきな姿勢こそ、正しい仕事のやり方だと思います。

Banging Your Heart Against Some Mad Bugger’s Wall

難解、長尺、ドラッギー。Pink Floydは常に、偏見に囲まれてきました。しかしまずは聴いて欲しいです。ギターがカッコイイから。そんな単純なきっかけで十分です。ここまで言うなら聴いてみるか、そう思ってくれれば嬉しいです。そしてもし生涯の友になれたら、もっと嬉しいです。

Pink FloydはTシャツデザインも素敵

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